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ソーダ沸石

 
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名称 ソーダ沸石 (そーだふっせき)
英名 Natrolite (ナトロライト)
分類 珪酸塩鉱物
化学式 Na2Al2Si3O10・2H2O
結晶系 斜方晶系
硬度 5〜6
比重 2.25
劈開 完全
断口 凸凹
条痕 白色
無色や白色、灰色、帯黄色、帯赤色など
光沢 ガラス光沢〜真珠光沢


沸石の仲間は珪酸アルミニウムを基にして、ナトリウムやカリウム、カルシウムやマグネシウム、バリウム、リチウムなど、他のさまざまな物質と結びつき、大きな鉱物グループをつくっている。

ソーダ沸石は、沸石属に共通の珪酸アルミニウムと酸化ナトリウムを主成分とする沸石で、玄武岩などの火成岩の空隙に、方解石方沸石、トムソン沸石、中沸石、魚眼石などと共に産出する。
また、かんらん岩や蛇紋岩と共に産出することもあり、束沸石や輝沸石などと共に、沸石の中でも産出頻度が高い。

結晶は斜方晶系の柱状か針状のものをつくり、結晶面には縦に条線がある。
時に双晶のものも見られるが、多くは針状の集合体で産出し、塊状や繊維状、粒状や緻密などのものも見られる。
また、針状結晶が放射状に集合体して、球体をつくることもある。

色は白色や無色、灰色や帯黄色、帯赤色などで、透明から半透明で、ガラス光沢から真珠光沢がある。
条痕は白色で、断口は凸凹している。

針条結晶やその集合体などの場合は、一見して霰石と似ているが、酸に浸すと、霰石が泡を出して溶けるのに対して、ソーダ沸石は泡を出さず、ゼラチン状になる。

このほか、沸石族には種々のイオン交換能力があり、脱臭や吸湿、触媒など、さまざまな用途に利用されているが、ソーダ沸石は焦電効果を表す鉱物で、電気石異極鉱、石英や斧石類などと共に、加熱すると静電気を帯びる性質がある。
また、加熱すると脱水してメタソーダ沸石となるが、空気中で再び吸水して元のソーダ沸石に戻る。

このほか、和名は、成分にナトリウムを含むことから「ソーダ」と付けられているが、「沸石」は、この結晶を加熱すると含まれている水分が吐き出されて、沸騰しているように見えることによるもので、沸石の英名・Zeoliteも、ギリシア語の「Zeo(沸騰する)」と「litho(石)」から付けられている。

また、「ソーダ沸石」の英名・Natroliteは、ギリシア語のソーダを意味する「Natron」と、石の意である「lithos」から名付けられている。

尚、写真は、佐賀県東松浦郡鎮西町(現・唐津市鎮西町)産のソーダ沸石で、玄武岩の空隙に針状結晶が集合して、球体をなしている。

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