鉱物図鑑

鉱物検索・モリブデン鉛鉱(黄鉛鉱・水鉛鉛鉱)

モリブデン鉛鉱

 
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名称 モリブデン鉛鉱 (もりぶでんえんこう)・黄鉛鉱・水鉛鉛鉱
英名 Wulfenite (ウルフェナイト)
分類 モリブデン酸塩鉱物
化学式 PbMoO4
結晶系 正方晶系
硬度 3
比重 6.5〜7.0
劈開 完全
断口 亜貝殻状
条痕 白色
無色、オレンジ色、黄色、褐色など
光沢 ガラス光沢、樹脂光沢


モリブデンの資源としては硫化モリブデンの輝水鉛鉱が重要とされているが、産出量は少ないが、鉄水鉛赭(てっすいえんしゃ)やパウエル石、モリブデン鉛鉱などもモリブデンを含んでいる。

モリブデン鉛鉱は、鉛とモリブデンの酸化物からなる鉱物で、鉛亜鉛鉱床の酸化帯に生成し、低温の熱水脈から生成することが多い。
別名で、黄鉛鉱・水鉛鉛鉱などとも呼ばれていて、白鉛鉱や褐鉄鉱、方鉛鉱や緑鉛鉱などと一緒に産出することもある。

四角形の板状と柱状の結晶をつくるが、塊状や粒状などで産出することもある。
色は、純粋なものは無色だが、ふつうは橙色や黄色で、独特の色合いがある。
この色合いはモリブデンの一部がクロムに置き換わることによって生じていて、ほかにも褐色や緑色を帯びたような褐色のものも見れる。

透明から不透明で、ガラス光沢から樹脂光沢がある。
条痕は白く、断口は亜貝殻状をしている。
また、硬度が低く非常に軟らかいが、比重は大きく、塩酸に溶け、特に熱い塩酸にはすぐ溶ける性質がある。

このほか、英名の「Wulfenite」は、発見者のFranz Xaver Wlfen(フランツ・ザビア・ヴュルフェン)から付けられているが、当時はタングステン鉱物と考えられていたと言われている。

また、輝水鉛鉱や水鉛鉛鉱の「水鉛」はモリブデンを表しているが、モリブデンを鉄鋼の添加剤として加えると、硬くて変形しにくい鉄をつくることができ、こうした鉄鋼は、高層ビルの建材や自動車、航空機などの材料にも用いられ、国内では国家備蓄の対象になっている。

尚、写真はアメリカ合衆国・サンフランシスコ鉱山産出のもの。

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