鉱物図鑑

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磁鉄鉱

 
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名称 磁鉄鉱 (じてっこう)
英名 Magnetite (マグネタイト)
分類 酸化鉱物
化学式 Fe2+Fe3+2O4
結晶系 等軸晶系(立方晶系)
硬度 5.5〜6.5
比重 5.2
劈開 なし
断口 亜貝殻状〜凸凹
条痕 黒色
黒色、鉄黒色
光沢 金属光沢

磁鉄鉱は、安山岩や玄武岩などの火成岩、変成岩や花崗岩などの深成岩、鉱脈鉱床やスカルン鉱床など、幅広く生成する一般的な酸化鉱物で、ふつうは名前のように強い磁性をもっていて、時には鉄を引き付けるものもあり、磁石を狂わせたりする。

八面体と十二面体の結晶をつくるが、塊状や粒状、時に葉片状などで産出するものもあり、しばしば大規模な塊状鉱床をつくる。
色は黒色や鉄黒色で、不透明で、金属光沢や鈍い光沢がある。
また、条痕も黒色や黒鉄色で、劈開はなく、断口は亜貝殻状から凸凹をしている。

一見すると赤鉄鉱に似ているが、磁性の有無や条痕色などで判別することができる。
磁性が強く、弱い磁石にでも引っ付くのが磁鉄鉱で、赤鉄鉱は弱い磁石には引っ付かず、条痕は赤い色をしている。
赤鉄鉱の中でも、磁赤鉄鉱は強い磁性をもっているが、条痕色はチョコレート色をしていて、磁鉄鉱の条痕色とは違っている。

また、チタン鉄鉱の条痕色は黒色をしていて、一見すると似ているが、チタン鉄鉱は弱い磁石には引っ付かず、結晶は三方晶系、或いは六方晶系をしている。

磁鉄鉱は鉄の重要な資源鉱物で、赤鉄鉱や磁赤鉄鉱、褐鉄鉱など共に鉄鉱石として利用されている。
また、古くはたたら製鉄の原料である砂鉄も、川底や海岸に凝縮した磁鉄鉱である。

写真は、岡山県高梁市備中町・山宝鉱山産出のもの。
現在は閉山しているが、山宝鉱山は磁鉄鉱や黄銅鉱などのスカルン鉱物を産出し、主に磁鉄鉱を採鉱していた。

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