鉱物図鑑

鉱物検索・ルドイヒ石

ルドイヒ石

 
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名称 ルドイヒ石 (るどいひせき)
英名 Ludwigite
分類 ホウ酸塩鉱物
化学式 Mg2Fe3+BO5
結晶系 斜方晶系
硬度 5.5
比重 3.6〜3.8
劈開 なし
断口 凸凹
条痕 帯緑黒色
濃緑色や褐色を帯びた濃緑色、黒色など
光沢 亜金属〜絹糸光沢


ルドイヒ石は、国内ではもっともよく知られているホウ酸塩鉱物で、石灰岩や苦灰岩の接触帯や接触変成堆積物中などに生成するほか、超塩基性の岩中にも生成する。

苦土橄欖(かんらん)石やクロム鉄鉱、苦灰石や紅砒ニッケル鉱、方解石などと共に産出し、柱状や針状の結晶をつくるが、繊維状や塊状などでも産出する。

色は濃緑色や褐色を帯びた濃緑色、黒色などで、条痕色も、緑色を帯びた黒色をしている。
半透明から不透明で、亜金属から絹糸光沢がある。

写真は、福島県伊達郡川俣町・羽山鉱山(閉山)産出のルドイヒ石だが、国内での産地は少ないと言われている。

尚、英名は、オーストリアの化学者・Ernst Ludwig に因んでいる。

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