鉱物図鑑

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ハロイサイト

 
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名称 ハロイサイト
英名 Halloysite (ハロイサイト)
分類 珪酸塩鉱物
化学式 Al4Si4O10OH8・4H2O
結晶系 単斜晶系
硬度 2〜2.5
比重 2〜2.65
劈開 一方向に完全
断口 貝殻状
条痕 白色
白色や帯黄色、褐色など
光沢 無光沢か土状光沢


ハロイサイトは、カオリナイト(Kaolinite)などと共に、粘土を構成する粘土鉱物のひとつで、火山灰層や岩石・鉱物の風化生成物として広く分布している。
また、生成は熱水変質によるもので、炭酸塩岩の近くに見られることが多いとも言われていて、他の粘土鉱物と混在することもある。

単斜晶系に属しているが、多くは塊状やち密で、白色や帯黄色、褐色などをしている。
無光沢か土状光沢があり、断口は貝殻状をしている。

このほか、ハロイサイトは、他の粘土鉱物と共に、陶磁器やセラミック、耐火物や製紙の原料などに利用されている。

写真は、青森市新城平岡産のハロイサイトで、丸い団子状をなしている。
割ると、内部が黒褐色をしているものもあり、通称「饅頭石」などと呼ばれている。

尚、英名の「Halloysite」は、ベルギーの地質学者、オマリウス・ド・ハロイに因んで付けられている。

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