鉱物図鑑

鉱物検索・ハイドロウッドワード石

ハイドロウッドワード石

 
鉱物図鑑・ハイドロウッドワード石
鉱物図鑑・ハイドロウッドワード石1鉱物図鑑・ハイドロウッドワード石2鉱物図鑑・ハイドロウッドワード石3鉱物図鑑・ハイドロウッドワード石4鉱物図鑑・ハイドロウッドワード石5
サムネイル写真を選択すると、拡大表示されます。
名称 ハイドロウッドワード石 (はいどろうっどわーどせき)
英名 Hydrowoodwardite (ハイドロウッドワーダイト)
分類 硫酸塩鉱物
化学式 Cu5Al4(SO4)2(OH)18・nH2O
結晶系 三方晶系
硬度 2
比重 2.3
劈開 なし
断口 不規則
条痕 淡青色
淡青色や青色、帯緑青色など
光沢 ガラス光沢


ウッドワード石は銅鉱床の酸化帯で二次鉱物として形成されるが、ハイドロウッドワード石は銅とアルミニウムの含水硫酸塩鉱物で、三方晶系の結晶をつくる。

ぶどう状や鍾乳状、被膜状なとで産出し、色は淡青色や青色、緑色を帯びたような青色で、半透明でガラス光沢がある。
条痕は淡い青色で、劈開は見られず、断口は不規則。

また、ハイドロウッドワード石は高湿下でウッドワード石の加水により生成するが、乾燥した空気中では徐々に脱水してウッドワード石になる。

写真は滋賀県東近江市甲津畑(旧・神崎郡永源寺町)・御池鉱山(閉山)産のもので、被膜や微細なぶどう状集合をなしている。

比較的新しく発見された鉱物で、国内では2008年に確認されている。

▲このページの先頭へ