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名称 | ダトー石 (だとーせき) |
英名 | Datolite (ダトーライト) |
分類 | 珪酸塩鉱物 |
化学式 | CaBSiO4(OH) |
結晶系 | 単斜晶系 |
硬度 | 5~5.5 |
比重 | 2.8~3.0 |
劈開 | なし |
断口 | 凸凹~貝殻状 |
条痕 | 白色 |
色 | 無色や白色、淡黄色、淡赤色、帯緑色など |
光沢 | ガラス光沢 |
ダトー石は、鉱脈や玄武岩質火成岩の空洞に生成し、方解石や石英、沸石など、他の鉱物と共にふつうに産出する。
接触変成岩、結晶片岩中などでも見られ、スカルンでは斧石や石英、緑簾石などと一緒に産出することが多い。
結晶は単斜晶系で短い柱状だが、変化のある結晶をつくり、粒状や緻密、塊状やぶどう状などのものも見られる。
色は無色や白色、淡黄色、淡赤色、帯緑色などで、不純物を含んでいると褐色になる。
また、白色で塊状などのものは、石英や長石と区別するのが難しく、玄武岩中のものは沸石とも間違いやすい。
透明から半透明で、ガラス光沢があり、劈開はなく、断口は凸凹から貝殻状をしている。
条痕は無色で、酸に溶け、炎を緑色に変える性質がある。
このほか、ダトー石はホウ素が主成分になっているが、ホウ素の原料として利用されることはない。
しかし、時に装飾用に利用されることがある。
写真は、静岡県島田市千葉山産出のもの。